中古マンションの耐震性|資産価値で考える中古マンション

最近では、マンション選びも耐震性を重視する方も多く、新築マンションでは耐震性を売りにしているケースも少なくありません。では、中古マンションの耐震性はどうなのでしょうか。結論から言うと、新築、中古に限らず、マンションの耐震性に関しては、一戸建てよりも神経質にならなくていいといえます。東日本大震災でのマンションの被害状況も、倒壊や建替えが必要な致命的な被害である大破はゼロでした。大規模な補強や補修が必要な中破は数%、構造的には問題がない小破も約17%で、8割以上は軽微な損傷にとどまりました。確かに、津波による被害で横倒しになるなど、鉄筋コンクリートの建物全てが安全とは限りません。しかし、きちんと管理されている分譲マンションなら、地震のゆれに対する被害は最小限に食い止められるのです。また、今回の震災でマンションの被害が少なかった理由の一つとして、建築された時期も関係してきます。建築基準法では1981年に新耐震基準が導入されましたが、前述の調査の対象となったマンションのうち、95%は新耐震基準のものでした。耐震基準が新しくなってから建てられたマンションが多かったため、巨大な地震にも耐えられたと考えられます。では、旧耐震の中古マンションは危ないのかといえば、そうとはかぎりません。1999年に行われた阪神・淡路大震災による分譲マンションの被害状況の調査では、70年以前の旧耐震でも3割が軽微、5割近くは損傷なしという結果でした。たしかに、新耐震のマンションの方が安心感は高いです。しかし、マンション選びの基準は耐震性だけではありません。中古マンションを選ぶ際には、耐震性だけでなく交通や生活環境、居住性も含めて総合的に判断しましょう。


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